「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAccuphase C-240

アキュフェーズが取り扱うのはいずれもハイエンドなピュアオーディオ製品で、主にプリアンプやパワーアンプ、各種プレーヤーなどの開発・販売を行っていますが、その中で、1978年に発売したプリアンプ・C-240は当時のアキュフェーズの技術を集結して完成させたステレオコントロールアンプです。

C-240の特徴として、まず目につくのは、ずらりと並んだプッシュスイッチを擁したパネルフェースであり、さまざまな操作を直感的に行い好みの音質に調整できます。

また、C-240のベース回路には独自開発の全増幅段対照型プッシュプル駆動を採用。
これはNFBを少量としてひずみの最適化を実現し、良質なリニアリティを実現するものです。

さらにハイエンドモデルとして納得できるのが、回路内のリレーやプッシュスイッチの接点抵抗を抑えるための2回路並列使用です。
この仕組みによって、品質の高い音に加えて製品の耐久性の向上や安定した動作を実現しました。

C-240が放つ音には余分な色付けがなく、よく伸びるシャープな高音と厚みのある低音を奏でます。音全体としては温かみや深みがあり、どっしりとした芯がある印象です。