「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAccuphase C-290

AccuphaseがC-280Vで開発し培ってきたバランス伝送技術をベースとして、さらに全回路を見直し全素材・パーツに徹底的にこだわり、磨きぬくことで最高峰を目指したプリアンプがC-290です。
1993年11月に販売開始していますが、当時はCDから一歩進んだ入力ソースが登場し始めた時期であり、プリアンプ自体のニーズも高まっていたこともあるのでバランス伝送化をより強調しているのが特徴です。

Accuphaseのバランス伝送システムは、互いに位相が反転した正負対称信号を同時に送る方式を取り、コモンモードの雑音成分を除去する能力に長けています。
グランドからフローティングされた回路方式により、出力の片側をアースしても両方のアンプが+−の対称信号を作動することができ、出力電圧が変化しないのです。

アンバランス接続を行う際には、入出力ともに単にどちらかをグランドに落とすだけで良いのも手軽で、全ユニットアンプをオリジナルの対称型プッシュプル回路でデザインし、入力回路はカスコード・ソースフォロアーで、超高域まで安定した動作を可能としています。

C-290のサイズは、幅475mm×高さ149 mm×奥行405mmで、重量は23.8kgです。専用フォノイコライザーユニット であるAD-290も接続可能で、よりハイレベルなサウンドの実現を可能にし、アナログディスクの再生もできる、幅広いサウンドに対応した有能モデルとしてお勧めです。