「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAccuphase E-260

Accuphaseから2012年11月に発表されたE-260は、前身となるE-250を基本ベースとしてフルモデルチェンジされたアンプです。
ボリュームコントロールはAccuphaseファンにはお馴染みの「AAVA」仕様で、当時同ブランドのプリメインアンプでフラグシップモデルだったC3800にも搭載されていた方式であり、音楽信号が可変抵抗器を通らないことにより、純度が高い理想的な音楽再生を可能にしています。

音質はAccuphaseらしく、繊細かつクリアーな傾向ですが、決して再生音が弱々しくならず、しっかりと芯を持った音像になる要因は、強力な電源周りにあります。

パワーアンプユニットはパラレルプッシュプル方式になり、115W/4Ω、90W/8Ωと非常にパワフルに駆動します。
トランスも大型なタイプが採用され、22,000μF×2の大容量フィルター・コンデンサーになっていて、これだけ揃えば、大概の一般的なスピーカーはドライブし切ってくれるでしょう。

またプリアンプ側とパワーアンプ側がセパレート設計になっており、スイッチでそれぞれを独立させて使用することもできます。
パワーアンプがもう一台必要ということになりますが、バイアンプ方式での運用を視野に入れてシステムを構築してみるのも面白いかもしれません。

音的にクセもなく、システム的にも組みやすいアンプなので、Accuphaseの入門機としてもオススメの一台となります。