「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAccuphase E-350

インテグレーテッド・アンプの中核的な存在として、圧倒的な人気と信頼を得ているAccuphaseのE-300シリーズ。
その流れにあるモデルとして、2007年11月に誕生したのがE-350で、もう10年以上経過したモデルながら、現在もなおそのクオリティの高さで多くのファンを獲得しています。

E-350の最大の特徴は、AAVA-II方式ボリューム・コントロールを採用していることです。
従来のAAVAは大きな物理的容積が必要であり、アンプ本体に対しての容量も確保する必要がありましたが、コンパクトな筐体に収納できるように回路・部品などを高度に凝縮・集積する技術によって、見事にマウントすることに成功しました。
コンパクトでありながらも、AAVAと同性能というのには驚きを覚えます。

アンプは当時としては最新のInstrumentation Amplifier方式の構成。
これにより、信号経路がバランス伝送化され、また、カレント・フィードバック増幅回路を搭載して、電気的性能をアップさせています。

E-350のサイズは、幅465mm × 高さ171mm × 奥行422mmであり、コンパクトな印象に加え、拡張スロットを2枚挿入できることや、アナログレコードの再生も可能になるなど、拡張性の高さも魅力的です。

E-350はコンパクトでありながら、ハイパワーと高い拡張性を兼ね備えた魅力的なアンプに仕上がっています。