「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAccuphase P-500L

1989年にAccuphaseから発表されたP-500Lステレオパワーアンプは、大出力と微小信号再生という、半ば相反する2つの両立を目指し、M-1000やP-800といったモデルを開発する中で培った技術を生かしたモデルです。
　　　　　　　　　　　　　　
深みがあるゆったりとした音色が持ち味の中堅機種として、今でも高い人気を誇っています。

出力段には、コレクター損失150Wの広帯域トランジスタを、片chあたり10個並列接続するパラレルプッシュプル構造を採用し、この構造を採用することで、単体使用時の約1/10にまでインピーダンスを下げることに成功しています。
　　　　　　　
さらに、Pcが高くなると発生するインピーダンス特性が強いスピーカーに対しても、負荷に影響されない出力を実現しました。

PNP、NPNそれぞれの素子が入力信号によるカットオフを防ぐように動作させて、低出力時のスイッチング歪みもカットしており、これによって生み出されるクリアーで繊細なサウンドは、クラシックからジャズ・ロックまで、プログラムソースを選ばずスケール感豊かに再現することができます。

P-500Lは、幅481mm×高さ210 mm×奥行445mmで35.0kgの質量となり、古きよきアナログなメーターもレトロ感たっぷりで、ナチュラルな光沢も見るものの心を掴みます。
側面には天然パーシモン仕上げのサイドボードを搭載し、インテリアにも使用できる、美しさと実力を兼ね備えたアンプといえるでしょう。