「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーAvalon Acoustics Eclipse

Avalon Acoustics Eclipseは1900年代の末期にロングセラーとなり、その輝きを放った名機です。
1990年の発売当時は販売価格が120万円前後と、Avalon Acousticsとしては比較的入手しやすい機種として位置づけられました。

現在のシリーズとの違いとして特徴的なのは、1ツイーター、1ウーファーの2ユニット構成であったことです。
高域には2.5cmドームトゥイーター、振動板には耐入力に優れたチタンハードドームが採用されました。ウーファーは22cmのコーン型。
その振動板にはノーメックス・ケブラーのコンポジット素材を使用し、低域のエネルギー感を余すところなく表現します。

現行機は1ツイーター、2ウーファーによる3ユニット構成が中心となっていますが、異なるユニット構成ながら、Avalon Acousticsの売りである立体的な音像の再現性についてはいささかの違いもなく、非常にライブ感のあるサウンドを奏でます。

キャビネットはベテランの職人により丁寧に、頑丈に仕上げられた密閉型で、剛性を高めることにより不要な共振を徹底して排除し、音場感を広く、深く再現します。

Avalon Acoustics Eclipseのサイズは幅280×高さ990×奥行381mm、重量は48Kgと、比較的設置しやすいサイズ感です。
木目が左右対称になるブックマッチ方式による美しい仕上げは、その再生音とともに全ての聴き手に優雅な気持ちをもたらすことでしょう。