「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーB&W CM-6

CM-6は、B&Wが誇るCMシリーズの製品です。
B&Wには、800シリーズというハイエンド機種があります。
しかし、これにはちょっと手が出ない、かといって下位の600リーズでは物足りないという、オーディオマニアのために発売されたのがCMシリーズです。
2006年にCM-1が発売されるとまたたく間にヒット商品となり、2013年にCM-10が発売されるまでラインナップの更新が続き、中でも、CM-6はその中核をなすものです。

このCMシリーズには、上位機種である800シリーズの技術が活かされています。
たとえば、ツイーター・オン・トップという手法です。
これは、B&Wのシンボルといってもいいもので、スピーカーキャビネットの上に乗っている独特の形状のツイーターで、キャビネット上部に取り付けることで、振動からくる干渉波を抑えてクリアな音質を実現しました。
防振フラグは、中低音用スピーカーのボイスコイルに差しこむダストキャップです。
このキャップでボイスコイルの共振を抑えて高音域を滑らかにします。
低次クロスオーバーは、B&Wがドライブユニットの設計をすべて社内で行っているからこそできる技術で、低次のクロスオーバー回路を採用し、クオリティの高いサウンドを実現しています。
ダブルドーム・ツイーターは、ドームの表面に取り付けられた35ミクロンのアルミニウム・ダイアフラムを、50ミクロンのアルミのリングで補強したもので、これにより高域一次共振周波数を大幅に改善しています。