「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーEnsemble REFERENCE

Ensemble REFERENCEは、PA-1で培った技術や知識をブラッシュアップし、PA-1よりも高性能、かつ効率的なサウンド表現を実現するために開発されたスピーカーです。
コストや様々な制約を一旦度外視に開発されたと言われており、その本気度が伺えます。
まず目を奪われるのは、低域の振動板の形状です。
内側に凹んだ円錐状となっており、コーン振動板で起こりがちな前室効果という見かけ以上に周波数の高い方向の感度が大きくなる現象を抑えてくれます。
これによって、低域が歪みなく聞き取れるようになり、安定的な聞き心地を実現します。
そして、低域の再生能力を高めるため、半世紀以上もスピーカーを開発し、その技術から生まれた非常に人気の高いKEF社の楕円形のパッシブラジエーター【SP139】を搭載しています。

また、パッシブラジエーターは磁気回路を取り除いたスピーカーユニットを指し、メインスピーカーの背圧で振動板を揺らすことで低音を増強。
音質重視で考えるなら、当時ではベストの選択であるほど特化した部品ですが、REFERENCEではこのパッシブラジエーターをエンクロージャーの背面部分を覆う形で設置し、通常の低域表現より一歩進んだ表現を可能にしています。

Ensemble REFERENCEは低域表現が非常に優れたスピーカーなのです。