SACDプレーヤーであるSA-50は、スムーズな音楽再生を実現する機構を随所に施したモデルです。

SA-50では、高性能軸摺動型ピックアップを採用しています。
これは、ディスクにレーザーを照射するときの角度を常に垂直にコントロールし、記録された信号の高精度な読み取りを可能にするものです。

さらに、8mmの厚さを持つ高剛性スチールスタビライザーを導入し、共振を極限まで抑えています。
DACデバイスには32bitの処理能力を持つ旭化成エレクトロニクス社のAK4392を導入しています。
入力I/Fやデジタルフィルターなどの処理能力を32bitまで向上させることで、質の高い音楽再生が行えるのです。
また、2チャンネルの回路を完全対称としたデュアルモノ構成で、それぞれに専用の電源を設置し、双方の干渉を排除しました。
その他、デジタル入力は3系統を搭載し、さまざまなデジタル機器との接続を可能にしました。

再生をすると、透明感があり高い解像度を誇る音で高域も綺麗に鳴らしてくれます。
それだけではなく、躍動感も生き生きと感じられて聴き手の気分を高揚させてくれる音を持っているモデルです。

ESOTERICの筐体には、多くのモデルに厚めのアルミ製を採用されていますが、SA-50でも健在です。
さらにスチール製ボトムシャーシや3点支持ピンポイントフットなどで共振を排除しています。