ESOTERICのSACDプレーヤーであるX-01は、ハイエンドモデルとして当時最高峰の品質を誇るものとして発売されました。

ESOTERICの再生機器として独自に用いられるVRDS機構は、ディスク回転における傾きなどを改善して、情報の読み取り精度をアップさせます。
このVRDS機構のスペックを最大限に生かすため、各回路それぞれに電源を設置すること、D/Aコンバーターの基板を4層とするなどの仕組みを導入しています。
これにより、干渉防止、S/N比向上や低インピーダンス化が実現し、クリアな音楽再生が行えるのです。

その他、WORD SYNCに対応することで高精度クロックの供給が可能となり、最大176.4kHzまでフォローします。
さらに、独自開発のユニバーサルクロック入力を行うことができ、クロックの質を向上させているのです。

筐体は十分な厚みを持つアルミ製で、回路間の干渉を防ぐために3分割構造となっています。
独自のピンポイントフットによる3点支持で、設置環境の最適化を実現しています。

音質の特徴としては、上品かつ柔軟性を持ち合わせ、均整が取れながらも優しい雰囲気を醸し出します。
その他、緻密な音の再現により厚みや奥行きも感じることができるほか、滑らかで聴きやすい音質といえるでしょう。