FirstWatt F7は、著名な開発者であるネルソン・パス氏が真空管、MOSFET、SIT など多くの素子を使用しつつ、斬新なインスピレーションを生かして生み出したステレオパワーアンプです。
なんと、ハンドメイドで仕上げているのが特長的で、その細密さには驚くばかりです。

機能を見ると、周波数特性の広帯域化を図り、100kHz-3dBの高域特性を実現しています。
低歪については、1watt出力時0.05%の歪率となり、美しいサウンドを維持するための機能に優れています。

4Ω 30Wの最大出力ながらピーク50WでもAクラス出力を実現する、許容力の高さも魅力的です。

増幅回路は、入力端子から出力端子までの音楽信号の通る増幅回路において、キャパシタやトランスを介さないシンプルな構成です。

片チャンネルJFET×2個、MOSFET、×2個、抵抗×4個をマウントしているだけあり、メンテナンス性も容易ですし、省電力化にも大きく貢献しています。
DAC、PC などの外部機器が発生する高周波ノイズをシャットアウトする電源部を採用しているのも良いですね。

F7のサイズは、幅430mm×高さ143mm×奥行390mm、質量12.1Kgとなっています。
角ばった部分が多く武骨なイメージもありますが、シルバーを多用することで、スタイリッシュな印象になっています。

強力なパワーから生み出される迫力のサウンドは、ぜひ一度体験してみていただきたものです。