「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーFOSTEX G1001MG

FOSTEX G1001MGは、小型のブックシェルフ型のスピーカーであり、2016年に発表したモデルです。
前作ハイエンドモデルG1003MGの技術を継承し、より身近で手軽に楽しめるスピーカーといえます。

同社がこだわる分散共振の思想がよく表れたモデルであり、10cm径のウーファーは振動板に「純マグネシウム」を使用しています。
さらに剛性を高めるHR形状としたことで、分割振動を抑えて共振の分散を可能にしたのです。
そしてフレームに高比重亜鉛ダイキャストを採用し、マグネシウム振動板のクリアな響きをさらに生かすことが可能になりました。
またツイーターは2cm径で、ウーファーと同じく純マグネシウムの振動板を用い、形状はリッジドーム型。
ウーファーとツイーターの振動板を同じものにすることで、55Hz～45kHzの周波数帯域すべてにおいてずれがなくバランスの整った音となるのです。

上記のようなユニットの仕組みは、クセがなく透明感のある音を再現できます。
伸びがある高音域だけではなく、低音域の輪郭もはっきりと聴こえるようになり、緻密な解像度によって音がフェードアウトする瞬間までフォローするのです。
ただシャープで正確性が高いだけではなく、その音には丸みや温度があり豊かで、コンサートホールで音に包まれているような感覚を覚えるでしょう。