Goldmund MIMESIS7NPは、1900年から1993年にかけて発売されたライン専用のコントロールアンプです。

電源を内蔵せずにリモート電源とすることで、MIMESIS2やMIMESIS3と同様の超薄型アルミニウムボディを採用したモデルとなっています。

本機最大の特長は、ライン専用コントロールアンプとして必要最小限の回路しか搭載せず、ゴールドムンドらしい極めて透明度の高いサウンドを実現しているという点でしょう。

もう少し具体的な話をすると、MIMESIS7NPは同社製アンプの中でも最上クラスの人気を誇るMIMESIS2の構造を省略したものとなっています。
MIMESIS2自体が非常にシンプルな構成であるにもかかわらず、それをライン専用のコントロールアンプとしてさらに凝縮。
言い換えるなら、フォノイコライザー回路を搭載していないライン専用のMIMESIS2といったところでしょうか。

音質的にもハイスピードな立ち上がり・立ち下がりを見事に継承していますし、原音に忠実であるために余計な色づけは皆無。
寒色系の澄み切ったサウンドは上位機種にも引けを取らないクオリティだといっても過言ではありません。
まさに、MIMESISという型番を持つにふさわしい洗練されたコントロールアンプだといえるでしょう。