デンマークを拠点とするHanss Acoustics（ハンスアコースティックス）は、ターンテーブルT-60で回転の滑らかさを追求し、究極の無音状態を実現しました。

Tシリーズには主力製品である「T-30」のほかに「T-20」があり、両機は価格以上の価値があると人気を博しています。
本機は先発機をしのぐ贅沢な仕様と性能で、オーディオマニア憧れの製品となっていることは言うまでもありません。

本機のプラッターは重量級のソリッドCNCアルミニウム加工で、ブラックアノダイザー仕上げが施されました。
価格をはるかに超える贅沢な材料を惜し気もなく使い、本体や外部からのノイズや振動を低減しています。

ベアリングや軸受けにもマグネットなどの部品を使用し、負担軽減や安定性に配慮しました。

シャーシは、アルミニウムとアクリルの板を交互に積み上げたサンドイッチ構造です。
この特殊なシャーシは、マグネットを使いベアリングがずれないようにフローティングしてあります。
さらに、シャーシを3点支持したことで余計な振動を排除することに成功しました。

細部にまでこだわり作り込まれた本機の音質は、高密度で重厚感にあふれています。

重量は、プラッター19kg、モーター2基8.5kg、コントローラー4kgです。

アナログの本当の音を楽しむことができるHanss Acoustics T-60は、今後も高価格で取引されるでしょう。