IKEDA 9 CVは、生産数自体が少なく、主に欧米向けにカートリッジを生産しているIKEDAの中でも、特にレアなモデルとして知られています。

カンチレバーレスのデザインですので、カンチレバー方式のカートリッジとは一線を画した機能が魅力的です。
筐体はシルバーでガンメタリック調に加工されていて、高級感あふれるものとなっています。
これは、単純に見た目だけを重視しているのではなく、強靭さも兼ね備えているのです。
他にも、温湿度の影響を受けにくい素材ですので、季節を問わず安定したパフォーマンスを発揮することができます。
専用のカバーもあるので、保管する際にも容易かつ安全性を確保することができます。
ダイレクトカップル方式で、更にパラレル型の第4世代ダンパーを採用しているのが特徴的で、トレース性能が劇的に向上しています。
スペックとしては出力が0.18mVで3Ω、針圧は2.0gで自重14.2gとなっています。
特殊楕円となっているので、トレース時のストレスも軽減させることも可能ですし、多少変形したレコードでも読み取ることができます。

サウンドとしては、アナログの良さを確実にサウンドとして体現することができますし、壊れにくいということもあってコストパフォーマンスという観点でも魅力を感じさせてくれます。