KRELL KBLは、米国Stereophile誌でランクAを獲得したPAM2やKRCと並んでKRELLを代表するプリアンプです。

KBLの音にはツヤがあり、その繊細で臨場感のあるサウンドに惹かれ、日本にも多くの愛好家がいます。
純A級動作のアンプで、KRELL中期のプリアンプの中では最も評価されたモデルとなっています。

電源ユニットが本体とは別になっているため、電源部が発する電磁的影響を回避できる構造となっています。
電源部には50VAトロイダルトランスを2個装備し、大容量ブロックコンデンサーによって整流されたDC電源を、安定して供給しています。

リアパネルには3パターンの入力端子があり、XLR入力によるバランス用とシングルエンド用の端子も用意されています。
また、出力端子はバランス型/シングルエンド用XLRと、メス型RCAジャックのシングルエンド用があります。
2種類の出力端子があるため、さまざまなパワーアンプとの結合が可能です。

KBLでは、信号波形のプラスとマイナスにそれぞれ同一のディスクリートコンプリメンタリー回路を搭載して、オーディオ信号の高精度な増幅を行なっています。
各ブロックは専用のトラッキングレギュレーターによって電源を供給され、相互干渉による音楽信号への悪影響を排除して、安定した信号増幅を行っています。