KRELL KSA-100Sは、純A級動作のステレオパワーアンプです。

KREL独自のサスティーンド・プレイトゥ・バイアステクノロジーにより、ハイパワーを獲得するとともに、純A級動作のアンプが抱える発熱と電力消費の問題を解消しました。

また、バイアスレベルの設定回路に新開発のアンティシペーターを採用し、「1,800V/μsec」のハイスピードを実現しています。
これにより、瞬時の入力変化にも十分に対応できる上に、このレベルを維持することで、バイアスの変動が原因となる増幅時のアンバランスを解消します。

回路構成は、出力段まで全段直結アンプによる完全バランス方式で、出力段や電源部との直結部には金メッキ表面処理のベリリウム銅合金製バスバーを使用して、インピーダンス変動を抑えました。
KRELL独自の仕様により信号回路にケーブルは一切使用されず、圧膜のプリント基板によってすべてのブロックが構成されています。

出力トランジスターはモトローラ社製のハイカレント・ローインピーダンスのTO-3キャンタイプを搭載し、抵抗器は偏差値1％以内の金属皮膜抵抗を採用しています。

電源部には1,000VAのトロイダルトランスと136,000μFの大容量コンデンサーを使用して、各ブロックに安定した電源供給を行なっています。

主なスペックは、連続出力200W+200W(4Ω)・100W+100W(8Ω)、全高調波歪率0.1％以下(1kHz)・0.5％以下(20kHz)、S/N比102dB以上、外形寸法：483（幅）×222（高さ）×472（奥行）mm、重量32.2kgとなっています。