「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-06α

これまで優れたアンプ製品を供給してきたLUXMAN(ラックスマン)が、コントロールアンプの革新を図ったモデルが、1991年に発売されたC-06αです。

このモデルでは、全段において差動増幅回路を搭載しており、位相の差異を軽減しています。
そして、ボリューム部には大型のアルティメイトアッテネーターを搭載しました。
アルティメイトアッテネーターでは、左右を分離させたうえに非磁性体抵抗や接点の金メッキ加工、さらにダイキャスト素材などで共振を防いでいます。

また、電源部も左右で分断させており、それぞれに大容量トロイダル電源トランスを設けたほか、ヒューズも左右分けて配置しました。

これにより、双方の磁力干渉を防ぐことができるのです。
さらに回路のリレーと電源の干渉を防ぐために、それぞれを分離する構造となっています。

その他、窒素ガスを封入した金接点リレーの導入や電源のラインフェイズセンサーを搭載するなど、クリアな音質の実現に向けてさまざまな技術が詰め込まれているモデルです。

C-06αは、重厚でツヤ感のある「ラックストーン」の持ち味は残しつつ、解像度が高く淀みのないクリアな印象の音を放ちます。
古き良き「ラックストーン」を十分に堪能できるモデルといえるでしょう。