「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-08

LUXMAN C-08は、1994年12月に販売開始したコントロールアンプです。
とにかく多くの信号をキープして、音質も担保したい！という贅沢な悩みを解消してくれるモデルとして人気を博しています。

最も注目したいのが、CSSC(コンプリメンタリー・シングル・スタガー・サーキット)回路の採用です。
回路としての基本特性をアップした上で、過剰な制御を最小限に抑える役割を果たします。
また、全段直結ピュア・コンプリメンタリーの一段増幅回路という設計で、電圧増幅段における音質へのフィルター効果を除くために多段電圧増幅を省略しています。
他にも、裸特性を高めてフィルターの透明度をアップさせ、ナチュラルなサウンドを実現させました。

C-08オリジナルのNF技術を用いたODβ(オプティマイズド・デュアル・NFB)サーキットも魅力的です。
回路の裸特性を充分に練り上げることに寄与しており、100%のDC帰還を実現できています。
これにより、DCサーボアンプを削除する回路となっているのが実に興味深いです。

C-08のサイズは、幅465mm×高さ186mm×奥行467mmで、質量25.0Kg。
ラインフェイズセンサーを搭載することで、電源回路の極性管理ができる点も評価できます。
従来のLUXMANのアンプと比較して、パワフルさが増して迫力あるサウンドを楽しめるモデルです。