「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-10II

LUXMAN C-10IIは、1999年11月に発売されたコントロールアンプです。
ベースとなるC-10を、抵抗器や回路定数の変更により全面リファインしていますが、超ローノイズ・高密度情報量抵抗器を新規開発しているなど、フルモデルチェンジに近い位置づけと言っても過言ではありません。

完全バランス対応4回路4連式、58接点スーパー・アルティメイト・アッテネーターIIにより、456個の抵抗器を用いつつもシンプルな稼働を実現。
CSSCと全段直結ピュアコンプリメンタリー構成のシングルスタガーサーキットをマウントすることで、電流伝送段によりカットオフ周波数を高くキープし、最低限の補正で安定稼働させることに成功しました。

電源部では、回路の基本特性である裸特性をチューンナップして、DCサーボアンプを使用することなく充分な直流安定性を確保することができる、ODβ回路を用いている点にも注目です。

C-10IIのサイズは、幅467mm×高さ187mm×奥行475mmで、質量23.0Kgです。

ハイエンドモデル特有の、アルミ削り出しのボディにシャンペンゴールドという仕上げが、贅沢でゴージャスな印象を与えてくれます。
また、木製キャビネットを採用しているので、インテリアとしても有能です。
稼働と無駄の排除を前面に押し出した、レベルの高いアンプといえるでしょう。