「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-5

LUXMAN C-5は、人気ラインであるセパレートシリーズのトップエンドからパーツなどを上手く流用しているモデルで、1997年10月、発売されました。

回路においては、高品位バランス入力に対応した、ダブルSSC(Single Stagger Circuit)回路を採用しています。
この回路の特徴として、増幅回路が1段で構成されているような動作を示します。
これにより、ワイドな周波数レンジと回路全体のポテンシャルアップに成功しました。

さらに、SSCを構成する高密度集積回路を入力バッファー段とフラットアンプ段にマウントし、可聴帯域外の超高域における周波数特性を大幅に改善しています。
聞こえない部分にもこだわる点は、LUXMANらしさが良く出たモデルといえるでしょう。

電源部に目を向けると、ハイイナーシャ電源を使用しています。
レギュレーターに依存せず、ゆとりのある電源部を実現できており、ナチュラルなサウンドを実現することに成功。
更に、高効率のRコアを用いた大型トロイダルトランスとなっていて、漏洩磁束が低減されています。

C-5のサイズは、幅467mm×高さ187mm×奥行435mmで、質量15.0Kgとなっています。
モードセレクターを機能により、スタンダードなステレオモードの他にも、L/Rをミックスしたモノラル信号モード、L信号モード、R信号モードから、お好きなモードを選択可能です。
他にも、振動や共振を予防したシャーシの採用など、細かなところにも強いこだわりが見て取れる逸品です。