「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-700u

LUXMAN C-700uは、トップエンドモデルであるC-900uにも匹敵するほどの高性能を確保した、ミドルレンジのコントロールアンプとして2015年に販売されました。
「ラインレベル専用に基づき、シンプルで高品質なコントロールアンプ」というコンセプトを追求し、様々なしかけによりそれを実現しようとアプローチしています。

まず注目したいのが、歪特性とS/N性能を大幅に改善したODNF回路を搭載した点です。
主となるアンプの初段を4パラレル、2段目をダーリントン接続として、誤差検出アンプの初段を3パラレルにしています。
これにより、回路全体を高性能化させることに成功しました。

また、電子制御の固定抵抗切替による高精度アッテネーターと増幅回路部を一体化させることに成功した、新LECUA1000をマウントしています。
これにより、振動の影響や音質位置による音質の劣化を防止することに寄与しています。
これらを安定して可動させるために、大容量電源回路を用いている点も評価できます。

LUXMAN C-700uのサイズは、幅440mm×高さ130mm×奥行430mmで、質量14.6Kgとなっています。
ディマー機能も装備した視認性に優れたFL ディスプレイとなっていて、通常は入力と音量が2段表示されるのに対して、ズーム機能を採用して4倍のサイズで表示できます。
サウンドだけでなく使い勝手にまでこだわり抜いた、珠玉のアンプです。