「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN C-70f

LUXMAN C-70fは、2003年8月販売開始したコントロールアンプです。

コントロールアンプというと、プログラムソースの音量調節だけを行っているイメージがあるかもしれません。
しかし、C-70fはその概念をぶち壊すかのように、十分なドライブ能力を備え、パワーアンプの機能を遮らないようすることをコンセプトとしています。

真っ先に目につくのが、電子制御アッテネーターLUCIAを搭載していることです。
これにより、LUXMANがそれまで培っていたサウンドから脱却するかのような、明らかにトーンが異なるサウンドに変化しています。
これには賛否両論分かれるところですが、今のLUXMANの繁栄を考えてみれば、チャレンジは成功したものと考えられます。

また、第2世代のODNF回路や70μ厚銅箔・FR-4基板といったこだわりのパーツを採用し、ガラス繊維基板や鉛フリー半田を使用することで、細かな点にも配慮していることが伺えます。

C-70fは、幅467mm×高さ187mm×奥行435mmで、質量22.0Kgとなっています。
外観では、新時代を意識してブラスターホワイトをLUXMANとして初めて採用しています。
前面のロゴもモダンなものとなっていて、明らかに意図的な変化を感じます。

そのサウンドは中低域の解像度が非常に高く、輪郭もクッキリしているので、聞きやすくクリアな印象。
様々な要素を取り入れた、歴史に名を刻むモデルとしておすすめです。