「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN L-507sII

大阪で創業した老舗オーディオメーカーLUXMANが1999年に発売したL-507sIIは、前身であるL-507sをさらに進化させたモデルであり、1998年の旗艦モデルであるL-509sの技術を集結して開発されました。
このモデルはプリアンプとパワーアンプが複合されたプリメインアンプです。

パワーアンプのトランジスタは、大容量かつ耐圧性の高さや差動増幅回路といった特徴をそれぞれに持ち、さらに回路には、L-507sに取り入れていたSSC(シングルスタガーサーキット)の進化形であるCSSC(コンプリメンタリーシングルスタガーサーキット)を採用しました。
これにより、位相補正の必要がほぼなく幅広い帯域のフォローが可能であるほか、カットオフ周波数を高く設定できるのです。
この仕組みによって発せられる音は、素直かつ優れた音場を持つものとなります。

さらに、LUXMAN独自技術であるODβ回路は、DCサーボアンプによる多大なNFB(ネガティブフィードバック)を抑え、周波数特性の全域にわたって安定性の高い音を実現しています。
その他、電源回路とオーディオ回路を分断することで、双方の干渉を防いでノイズを軽減する工夫もなされています。

L-507sIIの音色は、「ラックストーン」と呼ばれるLUXMAN独自の厚みや艶があり、さらに周波数帯域の安定した再現により繊細さも感じることができます。