「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN LX-360

最先端の高級オーディオメーカーの名手として知られてきたLUXMANが、1985年に発売したLX-360は、セパレートアンプをひとまとめにした構造を持つプリメインアンプです。

LX-360は4つの部位から成っており、右ch・左ch・プリ・ヒーターに分かれています。
そして、これら4つの部位に1つずつ電源トランスが取り付けられており、それぞれの電流の相互干渉を防いでいます。

さらに、回路における電源の干渉を防ぐためにS.T.A.Rサーキット回路を採用しています。
これは、信号経路の流れをスムーズにし、歪みをなくして雑音の発生を防ぐことが可能なのです。

また、それぞれの増幅段は、これまでの構造を洗いなおして再構築したレギュレーター回路を搭載しています。
さらにヒーター回路は熱による変調や無駄な信号の迷走を防ぎ、安定した動作を確保する仕組みです。

LX-360が発売された時代のLUXMAN製品は、温かみや中音域の豊かさが特徴である独自の「ラックストーン」と呼ばれる音色が顕著に出ています。

もちろんLX-360も例外ではなく、空間を温かく包んでくるような感覚をもたらしてくれるモデルです。
その音色に加え、解像度にも優れておりぼやけた音にはならず、さらにはしっかりした芯も感じられます。