「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN M-10II

LUXMAN M-10IIは、ステレオパワーアンプとして名を馳たM-10をさらにアップデートさせたモデルです。
より良いサウンドを追求して、随所に改良が施されました。

パワーアンプ終段において、片チャンネルあたり8個のマルチエミッター構造大型バイポーラ・トランジスタで、コンプリメンタリー4パラレルとしています。
これにより、音楽信号によって変化するスピーカーインピーダンスの変化へ適切かつ容易に対応可能なのです。
また、BTLによるモノラルハイパワーアンプとして使用することも可能です。

M-10IIは、高度な高周波用回路技術を応用したCSSC方式を採用している点にも注目です。
これにより、ハイ・スルーレート特性と広大な帯域表現を確保しています。
他では、独自のNFB技術であるODβ回路をマウントしているのが良いですね。
音質面から見た最適なNFBとすることで、全音域で音質を一定化することに成功しています。

M-10IIのサイズは、幅467mm×高さ233mm×奥行482mmで、質量43.5Kgです。
スペックだけ見ると重量級ですが、実物からはスマートな印象を受けるのが不思議ですね。
キャビネットには光沢たっぷりの木箱を、フロントパネルには無垢アルミを使用して、ラグジュアリー仕上がりに。
パワフルながらも、安定したパフォーマンスを発揮する名アンプです。