「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN M-5

LUXMAN M-5は、同メーカーのそれまでのアンプのさらに上を行くクオリティを求めて設計されたモデルで、1997年8月に販売されました。
特にセパレートにフォーカスを当てているのが特徴です。

パワー部の回路構成に目を向けると、ファイナル段を3段ダーリントン構成となっています。
大電流、低内部インピーダンス、高fTタイプのパワートランジスタを使い、コンプリメンタリー回路となっているのは、興味深い点ですね。

BTL接続においては、300W/8Ωの高出力パワーアンプとして拡張することができます。
ピュアコンプリメンタリー構成のCSSC回路とすることで、ナチュラルに伸びる周波数特性をキープすることに成功。
回路の裸特性について徹底解析して、十分なDC安定度を確保するために、ODβ回路を使用しています。
これにより、NFBによるアンプ回路の安定動作と高音質の両方を兼ね備えています。

M-5のサイズは、幅467mm×高さ196mm×奥行440mmで、質量20.0Kgとなっています。
ノイズや干渉を徹底排除することを目的として、筐体にはシャーシ・ベースに5点接地高密度FRPシャーシを贅沢に使用しています。
他にも、電源ケーブルは徹底的にリスニングテストを繰り返し、最適なものを採用しているので、あらゆる阻害物を徹底排除させています。

暖かく厚みの深いサウンドに、シャープな立ち上がりをミックスさせた、ワンランク上のアンプとなっています。