「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN MU-80

2000年に入るとDVD-Videoに加えて、SACDやDVD-Audioなどマルチチャンネル再生可能なメディアが登場し、オーディオファイルもこれら全てを再生できるユニバーサルプレーヤーに対する関心が高まっていきました。
この動きに呼応するかのように2004年、LUXMANはユニバーサルプレーヤーと組み合わせてマルチチャンネル再生可能なパワーアンプMU-80を発売しました。

MU-80は最大出力100W（8Ω）のパワーブロックを8チャンネルで使用し、信号全体を帰還させずに歪み成分のみを検出してフィードバックする2.2バージョンのODNF回路を搭載しています。
全ての回路部には、70μ厚の銅箔を使用したFR-4ガラス繊維素材の配線基板が採用され、電源部には瞬時電流供給能力に優れた大型のEIコア型トランスが採用されました。

MU-80最大の特長は隣接するチャンネル間でBTL接続できることで、5.1チャンネル再生時には左右フロントスピーカー、センタースピーカーで6チャンネル出力（BTL接続）、左右サラウンドスピーカーで2チャンネル出力（サブウーハーはアクティブ型を使用）が可能となっている点です。
同時期に発売されたマルチチャンネル・コントロールアンプCU-80と組み合わせれば、AVアンプでは到底太刀打ちできないほど緻密で高品位なマルチチャンネル再生が実現でき、映画のセリフにも驚くほどのリアリティが伴います。