「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーLUXMAN SQ-38F

LAXMAN SQ-38Fは、ラックスマンが誇る真空管プリメインアンプの1つです。

最大の特徴は、当時徐々に広がりを見せていたトランジスタをあえて使わなかったところです。
トランジスタとは、電気の流れをコントロールし信号を増幅させることや、信号によって回路に流れる電気のオンオフを制御をしてくれるものです。
トランジスタが誕生するまでは真空管が使われていたのですが、小型化するのが難しく、トランジスタは真空管に変わる次世代の大発明として急速に普及していきました。
しかし、LAXMAN SQ-38Fでは、このトランジスタを使わず、あえて真空管を使用し、真空管ならではの柔らかなサウンド表現を可能にしています。
そして、使用している真空管は、50CA10が4本、EF86が2本、12AU7が2本、12AU7が2本。
特に出力管に使用している50CA10は注目に値し、この真空管を使用することでプッシュプルで3QEもの出力を獲得し、出力の限界を押し上げて改善しています。

このようにLAXMAN SQ-38Fは、今では珍しいが根強いファンも多い真空管を使用し、貴重かつ柔らかなサウンドを届けてくれます。