「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMAGNEPAN MG 3.3/R

アメリカ・ミネソタ州で1969年に創業したMAGNEPAN(マグネパン)の創業者ジム・ウィニー氏は、創業当時から一貫して平面スピーカーにこだわっており、平面スピーカーならではの特徴をさらに独自の技術で進化させることに注力しました。
それは、3ウェイ3スピーカーシステムのMG 3.3/Rにももれなく反映されています。

MG 3.3/Rの特徴的な搭載技術としては、薄型のマイラー振動膜にアルミニウム製のリボンを配線し、それを振動膜全体に張り巡らせるという手法。
これにより振動膜全体がドライブし、レスポンスがよく均一な平面波を発することができるのです。
また、MAGNEPAN独自発想であり、もちろんMG 3.3/Rにも導入されているエンクロージャーを使用しないという薄型の形状も注目したいポイント。
エンクロージャーを持つスピーカーではどうしても内部共振による箱鳴りが起こり、この共振を抑えるか逆に音に生かすかといった工夫がこれまでどんなメーカーでも行われてきたわけですが、マグネパンは、共振そのものをなくすことに全力をかけ、箱鳴り感を無くすことに成功し、色付けのない素直な音を発するスピーカーを作り出したのです。

ちなみに、再生周波数帯域は34Hz～40kHzとワイドレンジに対応しており、平面スピーカーの利点である高域から中域までの再現率の高さに加え、低域へのフォローも的確です。