「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMcIntoshのアンプC22 CE

1963年に発売されたC22はMarantz #7と並ぶほどの人気を博し、現在でも誉れ高い真空管プリアンプです。
1968年に生産終了したC22ですが、1996年にC22 Commemorative Edition（CE）として復活を遂げました。

オリジナルのC22が真空管12AX7を6本使用していたのに対し、C22 CEは12AX7を4本、12AT7を3本搭載しています。
入力に関してはライン入力4系統、テープ入力2系統、フォノ入力2系統（MM）となったほか、プリアウトが従来のRCAにXLRが追加されて2系統となり、信号切り替えが電磁スイッチに改善されました。
またフィルム抵抗やポリプロピレン製コンデンサーも高品位なものに変更され、イコライザーやトーンコントロール等の精度が向上しています。
C22 CEの外観面はオリジナルと変わりなく、スイッチやダイヤルの配置等に変更は加えられていません。

当時、C22に憧れていながらもビンテージアンプに手が出せなかったオーディオファンが多くいましたが、CEの登場によって香り立つようなMcIntoshの世界に招かれることになりました。
もちろんCEと組み合わせるパワーアンプにまた悩むことになるのがオチなのですが、それもまたオーディオの楽しみと言えましょう。