「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMcIntoshのアンプMC1201

2000年発売のMcIntosh MC1201モノパワーアンプは、数々のオーディオ雑誌の表紙となり、多くのオーディオファイルの度肝を抜いたモデルです。

まず驚くのがその巨大さです。
高さ280×幅460×奥行543mmの筐体サイズは、奥行だけとってもまず通常のオーディオラックに入れるのは不可能です。

また1200Wという定格出力も、数字を見間違えたかと思うほどのハイパワー。
さらに1200Wという大出力は、McIntosh伝統の出力トランス「オートフォーマー」によって、負荷に関係なく取り出せてしまうと言うおまけ付きです。

そして最後にMC1201の価格240万円（ペア）を見て、オーディオファイルの目が再び飛び出すことになります。
今でこそペア200万円超のアンプは珍しくありませんが、2000年当時は超が２つ付くほどの弩級プライスでした。

外観的にも漆黒のフロントパネルの中心に取り付けられた巨大な「ブルーアイズメーター」が、これ以上ないほどMcIntoshのフラッグシップモデルであることを主張しています。

MC1201はハイパワーなため、「パワーガード」を始めとする6種類もの保護回路が搭載されており、異常なクリッピングなどでアンプやスピーカーが破損するのを防いでいます。

MC1201は外観から大味な音を想像してしまいますが、実際はどこまで音量を上げていってもバランスが崩れることのない極めてナチュラルなサウンドです。