1990年に発売されたOCTAVE RE280は、同社を代表するステレオパワーアンプとして高い評価を獲得したモデルです。
そのRE280の電源部をブラッシュアップして登場したRE280MKIIは、出力管に6550を4本使用し、プッシュプルUL動作により叩き出される最大出力は70W+70W（4Ω）、再生周波数帯域は10Hz〜80kHz、SN比は100dB以上で、スペック上のトランジスターアンプと遜色ない性能を誇ります。

OCTAVE独自の電圧管理や動作保護システムも搭載されて、真空管にまとわりつく不安からユーザーを解放しています。
もちろん出力菅は、KT88、6L6、EL34などに交換可能で、バイアス電流のチェックや調整も本体で簡単に行うことができます。

仕上げはシルバーかブラックから選ぶことができ、RE280MKIIのシンプルな筐体には、お気に入りの真空管の魅力を最大限引き出してくれるでしょう。

真空管による生々しく躍動感ある中低域、トランジターアンプに匹敵する高解像度と広い音場と共に、RE280MKIIがリスナーに届けるサウンドは、OCTAVEが追求してきた技術の結晶であると同時に、オーディオシステムのことを忘れてしまうような音楽の本質であると言っても過言ではありません。