2009年に発売されたOCTAVE V40SEは、同社の入門機として、初めて真空管アンプをシステムに組み込むオーディオファイルなどから、絶大な支持を得ました。

このシンプルな筐体には、出力管6550WEが4本整然と配置され、出力は40W+40W（4Ω、連続出力）で、購入後もユーザー自身の手で出力管をKT88や6L6に交換可能となっており、またバイアス調整は、フロントパネルに設けられた3段階のLED表示で行えるようになっています。
OCTAVE伝統の電源保護回路やECOモード機能も搭載され、初めて真空管アンプにチャレンジするオーディオファイルも安心して使用することができます。
そして、強力な電源供給を可能とするオプションの外部強化電源「BLACK BOX」や「SUPER BLACK BOX」を使用すれば、ダイナミックレンジやセパレーションが向上し、凡百のトランジスターアンプを凌ぐサウンドを手に入れることができるでしょう。

クラシックでは生々しいサウンドステージを再現し、ロックやジャズでは切れ味よいリズムと克明な音像でリスナーを高揚させる、このV40SEは、B&WやMAGICOなどの現代的なスピーカーも難なく鳴らし、真空管というデバイスを超えた音楽の核心をリスナーに届けてくれるのです。