Ortofon（オルトフォン）SPU Meister Silver GEは、「SPU Meister Silver」の後継機にあたるMC型カートリッジです。
初期のMeisterモデルは、SPUの設計者であるロバート・グッドマイセンが勤続50年に勲章を授けられた記念として、1992年に発表されました。

その後改良されたMeister Silverには、世界初となる超高度純度の6N銀線のコイルが採用され、銅線から銀線へ変更したことで導電率が上がり、出力も0.3～0.32mVへとアップしました。
コイルの変更に合わせて、モーター・システムも新たなものにバージョンアップし、シェル素材も、アルミニウムとマグネシウムの合金からアルミ合金へ変更しています。

さらに、コイルに超純度の銀線を使用した結果、本機の音色は革新的なものになりました。
SPUシリーズが持つ重厚さや低中音域の安定感はそのままに、高音域において独特のきらめきが加わっており、みずみずしい密度感のある音質には、銀線にありがちな金属的な響きは感じられません。

本機は楕円針で適正針圧は4ｇ、重量30ｇ、内部インピーダンスは1.5Ωです。

SPUの流れをくみながら、さらに華やかな再現性を実現したSPU Meister Silver GEは、他のシリーズとも一線を画するカートリッジとして人気を誇っています。
今後もオーディオマニアに愛用されていく機種なので、高いニーズと価格を維持し続けることでしょう。