「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーPMC CB6i

マルチチャンネル再生用として2002年にPMCはサブウーハーのTLE1を発表しましたが、2000年後半になるとホームシアター用途としてセンタースピーカーの需要も高まってきました。
そこで2008年にPMCが市場に放ったのが、3WAYのセンタースピーカーCB6iです。
同年にPMCはマルチチャンネルシステムとして「i（アイ）シリーズ」を発表しており、CB6iもその一員としてラインナップされました。

ユニットが左右対象に配置されたセンタースピーカーを見慣れているオーディオファイルにとって、通常の縦型スピーカーを横倒しにしたようなCB6iの外観は奇妙な印象を抱くかもしれません。
しかしPMC独自の「アドバンスド・トランスミッションライン」（ATL）の空気口が左端に空いているのを見てとれば、CB6iの風変わりな外観もATLを優先した設計の賜物であることに気づくでしょう。
搭載ユニットは中央上部に27mmSOLONEXソフトドームツイーター、ツイーターを挟んで右側に75mmソフトドームスコーカー、左側には170mmコーンウーハーが搭載されています。

ATLの空気口はバッフルの左端のみに空いており、完全な非対称デザインになっています。
ただし、しっかりとグリルも用意されているので、非対称が気になるユーザーはグリルでバッフルをカバーすれば良いでしょう。

サイズは高さ186×幅600×奥行300mm、エンクロージャー仕上げはブラックアッシュ、ウォルナット、チェリーの3種類が用意されています。

PMCは3WAYスピーカーOB1i、サブウーハーTLE1と組んでマルチチャンネル再生することを推奨しており、CB6iがこのシステムに組み込まれれば、映画のセリフも強烈な解像度で再生されます。