「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーPMC FB1i Signature

PMCのトールボーイを代表するモデルFB1は、2008年にFB1iへとモデルチェンジされ、オーディオ評論家や専門誌から高い評価を得ました。
そして満を侍して2010年に発表されたのが、コンシューマーモデル誕生10周年記念モデルでもあるFB1i Signatureです。

PMCの創立者であるピーター・トーマス自らがクロスオーバー回路などのチューニングを施したことで、FB1i Signatureではミッドレンジを中心に大きく音質が向上しています。

搭載ユニットはFB1iと同じ27mmSOLONEXソフトドームと170mmコーンウーハーですが、ウーハーはキャストマグネシウムシャーシに取り付けられて強度が高められました。

PMCサウンドの肝となる「アドバンスド・トランスミッションライン」（ATL）も当然のごとく採用されていて、ブーミーさを感じさせないリッチな低域も健在です。

エンクロージャーは黒褐色の縞模様が特徴のローズ・パリサンドル材仕上げが施され、背面プレートにはピーター・トーマスのサインが堂々と印字されています。

明瞭な高域、厚く張り出した中域、サイズを超えた低域、 これらが一体となったFB1i Signatureのサウンドは、「冷たい」「硬い」「楽しくない」といったモニタースピーカーの概念を覆し、多くのオーディオファイルを魅了しました。