「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーPMC LB1

1992年に発表されたPMC LB1は多くの録音スタジオで採用され、現在に至るまで活躍を続けるモニタースピーカーです。

高さ534×幅180×奥行268mmのブックシェルフ型ですが、PMC独自の「アドバンスド・トランスミッションライン」（ATL）のキャビネット構造を採用したことにより、25Hzまでの低域を再現します。

ATLと共にこの低域を支えるのがDYNAUDIO製110mmコーンウーハーで、高域用のVifa製27mmソフトドームツイーターとのコンビネーションにより、ハイスピードで高精細なモニターサウンドをリスナーに届けます。
LB1はスタジオモニターに特化したモデルと思われがちですが、エンクロージャーの仕上げはブラックアッシュ、ウォルナット、ローズウッドの3種類がラインナップされ、しっかりとピュアオーディオ用途としてもアピールされていました。

実際、ブックシェルフならではの取り回しやすさなどから、LB1のセッティングを追求して自宅リスニングルームでのモニターサウンドを楽しむユーザーも多かったのです。
特にキレのある音像やフラットレスポンスに着目したロックファンに愛用され、LB1は現在でも言われる「ロックサウンドに強いPMC」のイメージ作りに一役買うことになりました。