「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーPMC LB1i Signature

1992年に発売され、英国ラジオ局BBCでも採用されるなど、モニタースピーカーとして確固たる地位を築いたPMC LB1の後継機として2008年に発表されたのが、LB1i Signatureです。

高域用27mmSOLONEXソフトドーム、中低域用110mmコーンウーハー、「アドバンスド・トランスミッションライン」（ATL）のキャビネット構造が用いられ、ネットワーク回路など全ての面で改良が加えられています。

またPMCの創立者であるピーター・トーマス自らがチューニングを行ったモデルとして、LB1i Signatureの背面には同氏のサイン入りプレート付きというファンにはたまらない仕様です。

エンクロージャーは光沢感のある上質な「Tiger-ebony」仕上げが施され、価格はプレミアムモデルにふさわしいペア52万5000円となっています。

肝心のサウンドはLB1で定評のあった全帯域でのフラットレスポンスは維持されつつ、より幅広い音楽ソースに対応するためワイドレンジになり、ピーター・トーマスのチューニングによるコクのある中低域が特徴となっています。

世界で200ペアの限定販売も話題となったLB1i Signatureでしたが、日本には25ペアしか入ってこなかったため、現在の中古スピーカー市場でも希少モデルとして人気があります。