「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーSONY APM-55W

世界的メーカーのSONYが1983年に発売したSONY APM-55Wは、独自の技術を使用した平面スピーカーです。

モデル名にもなっているAPM（方式）とは、平面振動板の分割振動を軽減するために、節目となる4ヵ所で磁気回路とボイスコイルを駆動させるという構造のこと。
また振動板は、スキン2枚の間にハニカムコアを挟む構造で、変形を抑えた上に曲げ剛性を向上させているのです。
APM方式は全ユニットに採用されており、242平方cmのウーファーはアルミスキンの間にハニカムコアを挟んだ振動板を採用しています。
またピストンの動きにブレをなくすために、アーマチュアの振動を直接振動板に伝える仕組みを用いました。
ミッドレンジの振動板には、カーボン繊維とグラスファイバー繊維の混合素材を使用しています。

APM-55Wの音は、全音域を通してクリアに響いてリアルかつ生き生きしたきらめきを持っています。

またエンクロージャーはフラットで幾何学的なフロント部と、ウォルナット素材を使用した天板、サイドが印象的です。