Technics EPA-100mk2は、制動可変ダイナミックダンピング方式のユニバーサルトーンアーム。
1982年に世に登場しました。

世界で最初にボロンタイタニアムパイプアームを導入したEPA-100mk2には、ボロンアルミニウムヘッドシェルが採用されています。
ボロンアルミニウムとは、アルミニウムとボロン繊維を複合精製されたもので、ヘッドシェルを軽量化・高剛化することに成功しています。

独自の制動可変ダイナミックダンピング方式によって可動ウェイトをスプリングで支持することで、質量分割しています。

アームパイプ部は世界初のボロンタイタニアムパイプが採用されており、ねじれや曲げなどの部分共振を抑える音質を重視した設計となっています。

ルビーボールを20石使用した垂直・水平の各軸受けベアリングは、極小の初動感度にすることを可能にしました。

マグネチックダンピング調整機能を導入することで、超低域ノイズを減少させトレース性能を格段に向上させています。

アーム実効長は250mm・アーム全長範囲は322mm～350mm・アーム後部長範囲は66.5mm～94.5mmです。

アナログ音楽を楽しむ際にノイズを抑えた音色を楽しみたい愛好家に、EPA-100mk2は最善の選択だと言えるでしょう。

Technics社製のオーディオ機器は愛好家から高い支持を得ているため、年代物のデッドストックであっても高値で取引される傾向にあります。