「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーTechnics SB-MX100D

Technics SB-MX100Dは、SB-MX200Dを2WAY化したモデルです。

SB-MX200Dに使用されていた27cmコーン型ウーハーは18cmと小型化されましたが、ピュアマイカにパルプとアラミド繊維を加えた複合素材によるウーハー振動板、ウーハー表面への漆コーティングなどはSB-MX100Dでも引き続き採用されました。
ウーハーには、ダンパーサスペンションに伸縮直線性に優れたカイノール繊維が使用され、微小信号時の再現性向上が図られていることです。

高域はピュアマイカ振動板表面にダイヤモンドコーティングを施した2.5cm型ドーム型ツイーターが担い、断面を楕円状とすることで高域周波数を円形状より10％伸長させています。

5回の光沢塗装が施されたオーク突き板のエンクロージャもSB-MX200Dと同等で、まさに外観の高級感を損なうことなく小型化を意識したモデルでるといえるでしょう。

SB-MX100Dは1台12万5000円と手に届きやすい価格で、サイズもブックシェルフ型となったため、ブラウン管TVの両脇に置いて映像ソフトを楽しむAV用途にも最適でした。
実際、SB-MX100DはTV画面に影響を及ぼさない防磁設計となっており、別売で専用スピーカースタンドも用意されていたので、音にこだわるAV愛好者が導入した「ピュアオーディオスピーカー」でもあったのです。