TRIODE TRV-P845SEは、TRV-845SEをベースにパワーアンプとして生まれ変わった、純A級シングルステレオパワーアンプです。
すべての真空管を3極管で構成しているのが特長で、ドライバー段に2A3、初段に12AU7、出力管に845をそれぞれ2本ずつ使用しています。

ドライブ用に2A3を使ったのは、駆動力が必要な845の立ち上がりをスムーズにするために、2A3のパワーが必要だったからです。
ちなみに、TRV-845SEでは初段に6SN7を使っていましたが、TRV-P845SEではそれを12AU7に変更して低ノイズ化に成功しています。
バイアス調整メーターを設置しているので、845真空管を交換してもすぐにバイアス調整ができ、バランス入力によりラインの引き延ばしも可能など、使いやすい仕様になっています。

出力トランスには大型EIオリエントコアを採用し、臨場感のある音の再生を実現しました。
TRV-P845SEは使用パーツも厳選しており、KOA高精度カーボン抵抗器、ドイツ製ムンドルフコンデンサーなどの採用により、クリアなサウンドを可能にしています。