TRIODE TRX-P6Lは、AB級プッシュプルプリメインアンプのTRV-88SEをベースにしたAB級プッシュプルステレオパワーアンプです。

3種類からなる出力管を差し替えて、それぞれの真空管の音質を楽しめるのが特長です。
差し替え可能な真空管は標準の6L6GCのほか、KT88、EL34があり、差し替え後にバイアス電流を確認するために、前面にメーターがつけられています。

自己バイアス回路の採用により調整不要で差し替えることができ、最大出力はUL接続でAB級25W＋25W（6L6GC使用）、3極管ではUL接続で30W＋30Wとなっています。
パワフルなサウンドを楽しみたければUL接続で5極管の6L6GCを使い、管を差し替えて3極管の3結接続にすれば、繊細な音色を味わうこともできます。

また、TRX-P6LはNFBの帰還量の調整ができるのが特長で、好みに合わせて切り替えが可能となっていて、NFBをかけなくても十分に使用できる優れた出力トランスを備えているからできることです。

主なスペックは、使用真空管：6L6GC×4本・12AX7×2本・12BH7×2本、定格出力：UL/3結切替可能、6L6GC：UL接続25W＋25W　3結接続12W＋12W、KT88：UL接続30W＋30W　3結接続15W＋15W、EL34：UL接続30W＋30W　3結接続15W＋15W、周波数特性10Hz～100kHz (-1,-4dB)、SN比90DdB、入力感度：600mV、入力インピーダンス 100kΩ、NFB切替 0/3/6dB、外形寸法：340（横）×305（奥行）×185（高さ）mm、重量17kgとなっています。