YAMAHA　AVENTAGE RX-A2070は2016年発売のA2060の後継機として発売されたモデルです。
従来のモデルから引き続き、9chのパワーアンプを搭載し、最大プロセッシング数は11.2chとなっています。
オーディオ入力部とコンバータ部の電力差を解消し、再生品質を高めるD.O.P.Gコンセプトを採用し、流石AVENTAGEと言える高基準な仕上がりとなっています。

A2060と同様、DolbyAtomsとDTS:Xに対応はもちろんのこと、全シリーズでは対応していなかったヤマハ独自の音場再現技術である「シネマDSP HD³」対応となっています。
また、DolbyAtoms、DTS:XとシネマDSP HD³を掛け合わせることができるよう、高い処理能力を持つヤマハオリジナルのデバイスを投入。様々なサウンドの最適な音場に合わせて選択ができるようになりました。
そのうえバーチャルサラウンドバックスピーカー機能、バーチャルプレゼンススピーカー機能を搭載することで仮想のスピーカーを空間上に作ることができ、これ以上ない再現度を実現しています。

視聴環境最適化システムである「YPAO」を搭載することで、使用空間固有の反射音を計測し、その結果を元に周波数特性をコントロール、音場空間を立体的に補正することができます。サラウンド効果に影響の出やすい点を克服し、驚くほど自然にその空間にあった音を確実に響かせてくれます。

デザイン等は前作からもほとんど変化はありませんが、音質や解像度の向上、低温も太くなっており前作からの乗り換えでも十分に変化を感じさせてくれる仕上がりとなっています。