B.M.C. Pure DACは、2013年にCarlos Candeias氏の最新の研究成果をベースとして、アナログ回路を中心として構成したDAC／ヘッドホンアンプです。

最も特徴的な点としては、これまでの概念と一線を画すボリュームコントロール方式が挙げられます。

LEF（ロード・エフェクト・フリー）と呼ばれるフィードバックがないシンプルなパワーアンプ部を採用し、DIGM（インテリジェント・ゲイン・マネージメント）というゲイン可変機構を持たせることで、音声信号を未加工でダイレクトに送り込むことが可能です。
これにより、格別なピュアサウンドを実現することに成功しています。

また、B.M.C.のプリアンプなどと組み合わせることで、BMCリンクという独自の接続方法ができ、パワーアンプのDIGMをダイレクトにコントロールすることに成功しました単に機能だけを追求するのではなく、使い勝手が良いアンプを手掛けている点には注目ですね。

Pure DACのサイズは、幅365mm×高さ103mm×奥行328mm、質量5.5Kgとなっています。
ひときわ大きなセンターサークルのデザインが印象的で、天板にはそれに合わせて円柱デザインが施されています。
かなり攻めた印象がありますが、奇抜さはなくインテリアとしても最適でしょう。

手持ちのヘッドホンの性能を極限まで高め、新たなサウンドを提供してくれるアンプに仕上がっています。