CLASSE DR-3-VHCは、1987年に誕生した大型パワーアンプです。Classe Audio初期モデルではありますが、今でもそのサウンド性能の高さには特筆すべきものがあります。

アンプに限った話ではありませんが、この時代のアンプは限られた部品や制約の中で、いかに優れた機能を実現するかを競うような側面がありました。
その点において、CLASSEの創意工夫は目を見張るものがあったと言われています。

外観はブラックのボディが目を引き、サイズもとても大きなものとなっています。
内部には、びっしりと基盤が敷き詰められていて、高いサウンド性能を発揮するために稼働しています。
内部に詰め込みすぎると、今度は熱が処理しきれずに動作不良も引き起こす心配もありますが、その点で、DR-3-VHCは排熱性を高めるために各種工夫されているので、非常に安定したパフォーマンスを魅せてくれます。

DR-3-VHCのサイズは、幅483mm×高さ415mm×奥行340mm、質量32.8Kgとなっています。

内部がむき出しとなった無骨な印象が強いデザインですが、これも排熱性の事を考えてのこと。
デザインよりもパフォーマンスを重視している証です。
一切の無駄を排除したその外観が人気の一因となっているともいえるでしょう。
そして、見た目に反し、サウンドは優しさに満ち溢れており、そのギャップもユニークなアンプですね。