DENON PRA-S1は、コントロールユニットとパワーサプライユニットが独立したプリアンプです。

特長は、ホットとコールドの差が出にくいアッテネーター部の設計で、バランスタイプレオスタットモードアッテネーターの採用により、バランス伝達でホット側とコールド側の特性差が生じない構造になっている点で、さらに、音質のばらつきや音量を下げたときのノイズが出にくいようにするために、ホットとコールドの間で音量調整を行っている点も挙げられます。

また、NEWインバーテッドΣバランス回路の搭載によって、バランス入力とアンバランス入力のどちらも選べるようになっており、バランスダイレクト設計を採用したため、変換トランスも変換アンプも不要となっています。
加えて、コントロールユニットとパワーサプライユニットをそれぞれ独立させることにより、AC電源からのノイズを最小限に抑えていおり、電源部に採用したピュアパワージェネレーターは、ゆがみを抑え、安定性の高い出力を可能にしています。

同時に、電源周波数を100Hzから300Hzまで50Hzおきに5段階で設定できるので、周波数の選択によって、音の臨場感をコントロールすることも可能です。
しかも、防振性に優れており、磁気の影響も受けにくい造りになっているため、独立した2つのユニットを横に並べて設置することも、縦に重ねて設置することも可能で、この点は、設置場所が限られているユーザーにとって非常に魅力的な点となっています。