「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーELAC FS407

2012年に発表されたELAC FS407は、新シリーズ「400LINE」のトールボーイタイプとして登場したモデルです。

「400LINE」シリーズ全モデルに搭載された最新「JET V」ツイーターは、リングとバッフル部がアルミ＋樹脂製からアルミ・ダイキャスト製に変更され、カプトン製の振動板は面積が20％も拡大しました。
外見的にも前モデルJETIIIにあった表面ネジがなくなり、開口部が広げられて4ギャップ仕様となっています。

低域用にはパルプとアルミを接合した150mm「AS-XR CONE」ウーハーを2基搭載し、フレームはバッフルと一体成型されたアルミ・ダイキャストに変更されています。
ウーハーネットワークにはハイパワー・エア・コイルなどの高品位なパーツが使用され、ネットワーク基板は3mm厚アルミとモールド成型樹脂の複合プレートに強固にマウントされて共振しないようになっています。

また設置時の影響を最小限にするため、バスレフポート位置がエンクロージャー底面に設けられました。
色はハイグロスブラックとハイグロスウォールナットが用意されています。

FS407を最初に聴いて驚くのは、まず広大なサウンドステージでしょう。「AS-XR CONE」のダブルウーハーにより低域は必要十分まで伸び、「JET V」から放たれる高域との分離も良好です。
FS407は、ジャンルも激しいハードロックからしっとりした女性ボーカルまで楽しむことができ、半永久的に愛用することができるスピーカーといえるでしょう。