「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーGOODMANS MAXIM

歴史深いイギリスのオーディオメーカー・GOODMANSは、1964年に2ウェイ2スピーカーシステムであるGOODMANS MAXIMを発売しました。

MAXIMは、同社においてユニットやネットワークがエンクロージャーに搭載されたスピーカーシステムとして最初に発売したものとされており、スピーカーの歴史に大きく関わっているといえます。

サイズは26.7cm×14cm×18.4cmとかなりコンパクトで、どこに置いても邪魔をしないサイズです。
当時のハイファイスピーカーでは、30cm程度のウーファーユニットの使用が主流で、システムはどうしても大型になっていました。
それを考えると、ウーファーとツイーターを搭載したこのMAXIMはとても小型であったことがわかります。
とはいえ鳴らす音は本格的で、ウーファーのダンプ剤にはビスコロイドを用いたほかエッジの幅も広く取っているため、振動板の大きなドライブへの耐久性が格段に高まり、迫力ある低音域の再現が可能になるわけです。
さらに、磁気回路に強力なアルニコマグネットを採用することで、高い応答性によって音質を向上させています。

エンクロージャーは密閉型を採用しており、特に中音域を密にするために力強い音になりますが、一方で音ムラのない均一感や音の細部の再現に優れ、全体的に艶のある音に仕上がっています。